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diary

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。

 2011年がスタートしました。今年もテレビで、新聞で、雑誌で、そしてこのホームページでプロ野球の魅力をたくさん伝えていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いします!

diary2011/01/01

期待と不安の2011年へ

 2010年ももうすぐ終わりますね。

 今年はロッテが史上初めてリーグ3位から日本一に輝きました。しかし、オフには横浜の球団売却騒動が表面化して、改めて球団経営の厳しさが浮き彫りになるなど、いい意味でも悪い意味でも、驚くようなことが多かった年でした。
 一方、来年に向けては、斎藤佑樹投手が日本ハムに入団、楽天には星野仙一監督が誕生し、楽しみが増えました。メジャーリーグから岩村明憲、松井稼頭央両内野手が復帰したのをはじめ、活発な移籍もありました。2011年のプロ野球には期待と若干の不安を抱えながら、新年を迎えることになりそうです。

 それでは、今年もこのホームページをご覧頂き、ありがとうございました。皆さん、良いお年を!

diary2010/12/28

高額年俸選手は一握り

 年の瀬も押し詰まり、プロ野球は契約更改交渉が続いています。中心選手は3億円、4億円と景気のいい年俸で次々とサインし、世間の不況などどこ吹く風のように映ります。  しかし、そんな選手はほんの一握りです。若くしてユニホームを脱いだ多くの選手には厳しい現実が待っているものです。
 現役時代、一緒に西武でプレーした選手に1学年下の清水義之内野手がいました。引退後は保険会社に勤務。当初は顧客獲得に奔走し、かなり苦労していました。プロ野球選手は人に頭を下げるより、下げられることが多いもの。全く逆の立場を、しかも年を重ねてから経験したのだから、つらかったことでしょう。その後独立しましたが、彼のように第二の人生で成功するケースもまた、そう多くはないものです。
 今季も多くの選手が球界を去っていきました。かつてのスター選手が評論家になっても、そうそう恵まれた仕事には就けない時代です。ましてや、実績を残せなかった選手が全く異なる仕事で生きていくことは…。今は明らかに昔より厳しくなっています。
 シーズンで活躍し、オフにも華やかにスポットライトを浴びる選手たちと、その陰にいる大勢の選手たち。こういう時代の1年の締めくくりに、球界も両者で成り立っていることを忘れてはならないとあらためて思いました。

diary2010/12/26

最後のオリオンズ選手

 ロッテの堀幸一内野手が現役引退を表明しました。オリオンズの時代を知っている最後の選手でした。走攻守すべてにバランスが取れていて、地味ですが、嫌な選手でした。けがにも強く、彼が長期離脱したという記憶はありません。チームに安心感を与えられる数少ない選手だったと思います。
 私も現役、監督時代に何度も対戦しましたが、右打ちの技術は球界屈指でしたね。ボールをとらえるポイントが手元に近く、狙い澄まして一、二塁間や二塁手の頭上へ打球を運んでいました。
 さらに空振りしない確実性がありました。特に走者がいる場面や、こちらが追い込んだ局面でなかなか打ち取れませんでした。ロッテのバレンタイン前監督が、堀の時にエンドランを多用していたことからも、いかに右打ちの技術が高かったかが分かります。
 打撃では全体的にこれといった怖さがない半面、弱点もありませんでした。こうやって攻めておけば打ち取れるというところがないため、バッテリーには厄介でした。それがここまで息が長くプレーできた一因だと思っています。
 ベテランになって控えに回ることが増えても、ベンチで腐っているようには見えませんでした。人間的にも悪い話は聞いたことがありません。寡黙な技術屋という印象が強かったので、ぜひコーチとして現場で選手を育てて欲しいと思っています。

diary2010/12/24

国際化への近道とは

 この秋にはインターコンチネンタルカップ、アジア大会と野球の国際大会が行われました。日本代表はそれぞれ5位、銅メダルでした。

 日本代表の顔触れは、同カップがプロの若手主体、アジア大会に至ってはプロを派遣しませんでした。アジア大会で金メダルを獲得した韓国は金泰均(ロッテ)秋信守(インディアンス)の両選手で中軸を組むなど、日本とは意気込みの差を感じましたね。
 日本は球団や選手の思惑が入り交じり、足並みをそろえるのは難しいでしょうが、どちらの大会もせめて1軍のレギュラークラスで臨むべきだと思いました。どうせこの時期に秋季キャンプで実戦練習を行うなら、日の丸を背負った真剣勝負は何より飛躍へのステップになるはずです。
 野球はサッカーのように日本代表の試合が頻繁に組まれているわけではありません。国内の野球だけではどうしてもマンネリ化してきます。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を最上位の大会に見据えつつ、そこに向けての強化や話題を集める意味でも、常に世間にJAPANを発信する必要があると思っています。
 日本のプロ野球は来季から公式球を統一し、国際化を意識しています。一方、WBC以外の国際大会は軽視しているように映ります。選手を出し惜しみせずに日本代表を編成し、そこで好成績を収めていくことが国際化への近道ではないでしょうか。

diary2010/12/20

ファン公開の意義

 各球団で新人選手の入団発表が行われる時期です。最近の傾向としては報道陣だけではなく、ファンに公開する形式を採っています。この時期はファン感謝イベントが終わり、ファンにとっては選手を身近に感じられる機会が少ないだけに、いい企画だなと思って見ていました。
 選手にとってもいいことずくめです。私もそうでしたが、ひと昔前なら新人は年が明けての合同自主トレーニングがスタートしてようやく、チームの一員になったという実感が湧いたものです。心身ともに準備は早いに越したことはありません。1カ月も早く、そんな気持ちになれる意義は小さくないでしょう。
 入団発表の場では、どうしてもドラフト上位の選手がクローズアップされるものです。下位や育成ドラフトで入団した選手は反骨心を刺激され、そのことをバネにするでしょう。一方、上位の選手だって責任感がより強くなるかもしれません。
 斎藤佑樹投手(日本ハム)は単独の入団発表で8千人のファンを集めましたが、プレーする前からあれだけ注目される選手はそうはいません。キャンプは2軍からスタートし、そのまま日の目を見ずにユニホームを脱ぐケースも少なくありません。親にとってファンの前でインタビューされ、意気込みを話す息子の姿を見られる入団発表は、掛け替えのない思い出になるはずです。

diary2010/12/16

斎藤投手への期待と不安

 日本ハムに1位指名された早稲田大学の斎藤佑樹投手が明治神宮大会初優勝に貢献しました。

 早稲田実業高校時代に田中将大投手(駒大苫小牧高校―楽天)に投げ勝って初優勝に導いてから、たぐいまれなスター性を維持してきました。満を持してプロ入りする来季、一身に注目を集めることは間違いないでしょう。一方でプロは結果がすべての世界。いくら言動にスター性があっても、勝てなければ飽きられるのはあっという間です。私はプロでそういう選手を何人も見てきました。
 斎藤投手のプロでの課題を挙げると、軸になる球種がないことです。直球の切れ、制球が抜きんでているわけではありません。スライダー、フォークなど変化球に頼る投球になっています。本人が誰よりも自覚しているとは思いますが、もう一度、直球の球速と切れをアップさせるように取り組むべきです。
 そのためにはフォームの改造が不可欠です。今は上体で投げています。右足でプレートをける力が弱く、左足が突っ張って体が前に出てこないからです。これを解消しないと球速アップどころか、毎週投げていくプロでは、疲労から球威が落ちる可能性が高いと考えます。
 幸い、斎藤投手には自ら考え、向上していくセンスが感じられます。同僚になるダルビッシュ投手から得られることも多いでしょう。球界待望のスター候補だけに、1年目から順調にスタートすることを願っています。

diary2010/12/14

捕手が注目のFA

 このオフはフリーエージェント(FA)による移籍が活発になりそうです。特に移籍が確実視される両捕手、細川(西武)藤井(楽天)の動向には注目しています。
 捕手はチームの機密事項をすべて把握しているポジションです。移籍先でもたらすプラス要素、逆に古巣へのマイナス要素は、特に同一リーグならほかのポジションよりはるかに大きいと考えられます。横浜からヤクルトに移籍した相川が好例です。
 さらに捕手は一本立ちに時間を要するポジションでもあります。敗戦という犠牲を払いながら、じっくり育てた正捕手が抜けることの影響は計り知れません。その穴を埋めるのには数年かかるでしょう。一方、城島捕手が加入した今季の阪神のように、“完成品”の正捕手を補強できれば、即チームの成績アップにつながります。
 私は西武での現役時代、FAで移籍するかどうかで悩んだオフがありました。当時は球団にとって、正捕手が抜けることなど考えられない事態だったので、総出で引き留めを受けて宣言はしませんでした。しかし、今は違う。選手がランク分けされるなど、移籍の垣根は低くなっています。
 とはいえ、重要はポジションであることには変わりません。FAで捕手が抜けたチーム、受け入れたチームが来季どう変わっていくかを想像しながらFA戦線を見ていきたいと思っています。

diary2010/12/08

パの力感じた日本シリーズ

 パ・リーグ3位のロッテが日本一になりました。確かに接戦もあったのですが、セ・リーグを制した中日に一度も勝ちを先行させないなど完勝でした。私はその要因としてセ、パの力の差を感じざるを得ませんでした。
 ロッテの打者は打てる球をどんどん振ってきていました。あまりの積極性に谷繁はカウント球、勝負球にどの球種を使っていいか、混乱していました。
 投手陣も次々とストライクを投げ込んでいました。相手打者が消極的と見ると、一層その姿勢を強めました。里崎の配球は複雑なものではなかったのですが、まさに力でねじ伏せていました。投打とも、パ球団が上位を占めた交流戦の傾向と似ていましたね。
 ロッテはリーグ戦でダルビッシュ有(日本ハム)金子千尋(オリックス)杉内俊哉、和田毅(ソフトバンク)ら他球団のエースたちとしのぎを削っています。一方、中日で彼らに匹敵するのはチェンだけでした。セでは好投手といわれるほかの先発陣には、怖さを感じなかったのではないでしょうか。
 投手も同じです。セの本拠地試合では投手が打席に立ったのですが、パで常に9人の打者と勝負していることを考えると楽だったに違いありません。そもそも中軸以外は非力な中日打線をのんでかかっていました。
 結局、不利とされたナゴヤドームでも4試合で1敗だけでした。ロッテ以外のパの上位チームが出場しても、同様の結果になったのではないかとさえ思える日本シリーズでした。

diary2010/12/06

ドラフトは完全ウエーバーに

 今年のドラフト会議は有望な大学生投手がめじろ押しで、話題が多かったですね。大石、斎藤両投手(ともに早大)には多数の球団が競合する一方で、私が大学生投手ナンバーワンの逸材とみていた沢村投手(中大)は不可解なことに巨人の単独指名に終わりました。
 これらの結果を見て、ドラフトは各球団の戦力を均衡させるため、下位球団から順に指名する「完全ウエーバー制」を導入するべきだとあらためて思いました。
 1位指名では、今季5位のオリックスが3度も抽選を外し、即戦力を補強する機会を逸しました。6位の横浜や5位の広島も抽選で大石の交渉権を逃していました。特にセ・リーグは上位と下位の力の差が顕著ですが、下位に低迷した2チームにとって、その差を埋めるドラフトにはなりませんでした。
 ドラフトが完全ウエーバーで行われている米大リーグでは今季、レンジャーズがワールドシリーズ初出場を果たしました。かつて弱かった球団でも強化が進み、今やヤンキースを破るまでになっています。中日、阪神、巨人の3強が定着して久しいセではしばらく、夢のまた夢の話でしょう。
 横浜は最近まで球団売却交渉をしていましたが、果たしてチームが何年かに一度は優勝を争って地元に根付いていたなら、簡単に売りに出していたでしょうか。一部球団ではなく、球界全体が繁栄していくためにも、ドラフトは完全ウエーバーが望ましいと思います。

diary2010/11/27

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