リード充実で本塁打量産
巨人の阿部慎之助選手がホームランを量産しています。もともと打てるキャッチャーですが、私は今シーズンの好調さの陰には、リード面の充実があるとみています。
近年、阿部選手の投手への接し方には成長を感じていました。自ら歩み寄ってコミュニケーションを取ろうという意欲が見て取れ、年々中心選手としての自覚が出てきていました。例えば捕球一つ取っても、以前はミットが流れるような、いいかげんなところがありましたが、今は一球一球、気持ちを込めて捕っています。
今季は「自信を持って、ここに投げてこい」というしぐさでピッチャーを鼓舞し、安心感を与えることも増えました。配球そのものに劇的な変化はないものの、女房役としての存在感は今や球界屈指となっています。
年下の投手ばかりで、リードしやすくなっている面はあるでしょう。しかし、それを差し引いても投手の信頼を勝ち取っていることは評価に値します。守備で投手にこれだけ信頼されてチームが勝てば、リード面の負担は減ります。そうなると、よりバッティングを追求する時間が得られるものです。そして打つことでピッチャー、チームからの信頼感はさらに増し、リードもしやすくなる。まさに好循環ですね。
31歳の阿部選手。私の現役時代を振り返っても、脂が乗る時期に来たと思います。あと数年、頑張って“貯金”を蓄えれば、40歳でも第一線でプレーすることが見えてくるはずです。
diary2010/08/07




