世界一の起点は守備
先週に引き続き、今週もワールドシリーズの話です。今年はヤンキースが4勝2敗で世界一になりました。第1戦の黒星からの栄冠でしたが、大きく流れを引き寄せるプレーが第2戦の守備にありました。
0―1の四回無死一塁。ヤンキースのモリーナ捕手がけん制球でフィリーズの一塁走者を刺したのです。バーネット投手のワンバウンドの変化球をうまく捕球し、まったく無駄な動きなく強肩を生かした送球でした。
打席にいたのは左打者でしたが、一塁走者は打者の足元で球が弾むのがよく見えます。瞬間的に二塁へスタートを切ってしまうものです。モリーナの送球はそこを突く形になりましたね。肩が強く、狙っていないとできない送球で、正捕手のポサダではできなかったプレーでしょう。
直後にヤンキースは同点とし、この試合に勝って1勝1敗のタイにしました。本拠地で連敗して敵地に行くのとは大違いでした。まさに守備からリズムをつかんで、3、4戦目のビジターでの連勝につなげていましたね。
モリーナの姿に、手前みそですが、西武の現役時代のことを思い出しました。1990年の巨人との日本シリーズ初戦のことでした。一回無死一塁で私も同じように一塁走者をけん制球で刺したことがあります。立ち上がり不安定だった先発の渡辺久信投手(西武監督)も立ち直って、巨人に4連勝して日本一になった記憶があります。
両チームに力の差はなくても、短期決戦はこういうプレーが分岐点となって一方的な展開になるのは、よくあることです。それは日米共通のことなのだと改めて思い知らされました。
diary2009/11/30




