大当たりのCS
セ、パ両リーグでクライマックスシリーズ(CS)がスタートし、それぞれで盛り上がりを見せていますね。
CSに至るまでもレギュラーシーズン最後まで、セはヤクルト、阪神、広島の3チーム、パも日本ハム、楽天、ソフトバンク、西武で激しく争っていました。最後の最後まで、手に汗握る展開でした。
5年前、私が西武の監督に就任した1年目にプレーオフ制が導入されました。その年、西武はリーグ戦2位での通過から日本一になりました。だから、というわけではないのですが、球界全体を見てもこの制度は有形無形の恩恵をもたらしたのではないでしょうか。
かつて西武の黄金時代などは早々と優勝争いの大勢が決まって、消化試合が多かったのです。CSはリーグ戦の価値を下げるという意見も依然残ってはいますが、無駄な消化試合を劇的に減らしたのもCSなのです。これが最大の功績だと私は思っています。
選手は極度のプレッシャーの中で短期決戦を経験することで、精神的にも成長できます。それもこれまでなら限られた選手しか日本シリーズでしか味わえなかったのですが、今は多くの選手が短期決戦にもまれる機会があります。それは日本球界の力を底上げするでしょうし、その積み重ねも今春のWBC連覇につながった、と言っても過言ではありません。
CSは導入時期が日本ハムの札幌移転、仙台での楽天の誕生に重なったことで、地元に根付く後押しもしてきたと思います。本来なら2位の楽天はその時点でシーズンが終わっていましたから。おかけでパ・リーグのマイナー色は一掃されもしました。特に私のようなパ出身者には大当たりの制度だったなと思うのです。
diary2009/10/19




