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ビデオ判定について

 セ・リーグは8月から本塁打のビデオ判定を試験的に実施することを決めましたね。パ・リーグはビデオ判定に消極的です。プレー同様に、ミスがあるのも野球の醍醐味という声、審判員の権威が落ちるという意見もあるでしょう。しかし、それらを踏まえた上で、私は基本的にはビデオ判定導入に賛成したいと思っている1人です。
 誰もがそうでしょうが、選手、監督時代を通じて審判員の判定に疑問を持つことは少なくありませんでした。もちろん間違った判定に救われたこともあるのですが、人間は勝手なもので不利な判定の方が記憶に残っているものです。
 その点で私がユニホームを着ている時に最もよく覚えているのが、西武監督として指揮を執った2004年の中日との日本シリーズ第1戦です。ご記憶の方もいらっしゃるでしょうが、ある判定をめぐって49分間も中断し、審判団が誤審を認めてようやく再開されました。当時もこういう微妙なプレーにこそ映像の力を借りればいいと思いました。受け入れられませんでしたが、審判員に「映像をもう一度見てほしい」と要望もしました。
 日本シリーズなどのように外野の両翼に審判員を配する6人制でも防げない誤審もあります。2人少ない4人制ならなおさらです。中でもポール際の微妙な打球の判定というものは、球場が広くなって打球も飛ぶようになった現代の野球では、より難しくなっています。
 そのプレーが選手の今後の人生を左右することもあります。肉眼での限界を補う意味で、ビデオを限定的に活用していけば選手、審判員ともにハッピーではないでしょうか。

diary2009/07/26

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