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DIARY

原点は西武野球

 交流戦はソフトバンクの連覇で幕を閉じました。秋山監督が指揮を執る今季のソフトバンクの優勝は、王前監督が率いた昨季とは全く中身が違うと私は思っています。  秋山監督は走攻守に卓越したスター選手でした。個人技で数々の栄光も手にしました。しかし、対照的に監督として目指す野球は手堅く、チームを重視したものです。1点をしぶとく奪って、1点を必死に守る―。まさに彼が現役生活のピークを過ごした西武黄金期の野球が原点にあるように私には見えます。以前、秋山監督と話をしていてもそう思ったのですが、彼の頭の中には、我々とともに戦った野球が手本としてあるということです。
 秋山監督が目指す野球は開幕直後、うまくいかないこともありました。それでも、方針をぶれさせることなく、我慢強くその野球に徹していました。それが徐々に実を結びつつあり、交流戦で連覇という結果につながったのだとも思いました。
 現役時代に実績があった人ほど、監督になってもそのイメージにとらわれてしまう傾向があります。一方で現実には選手にその力がなく、笛吹けど踊らずという状況を招きやすいものです。しかし、秋山監督はそうはならず、組織的な強さを求めています。
 それは昨年まで指導者として過ごした時間が肥やしになっているからではないでしょうか。2軍監督を経験し、王監督の下ではコーチ陣をまとめる役割も果たしてきました。上に立つ者には何が必要か、よく学んできたからこそ、交流戦の優勝もあったと思っています。

diary2009/06/29

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