評論家の1年
今年はこれまでのグラウンドからとは違う目線で、国内、そして国外でさまざまな試合を見てきました。春先のキャンプ巡りから始まり、リーグ戦、さらに交流戦、北京五輪前には韓国代表やキューバ代表の練習試合も視察してきました。北京五輪、そして日本シリーズと印象深い試合も何試合かありました。その中で特に一つを挙げるなら、やはりワールドシリーズでしょうね。メジャーリーグは普段解説していましたが、ワールドシリーズは通常のリーグ戦の1試合とは次元が違いました。打球の速さだけではなく、日本が高いとされてきた細かな技術も驚くほど高かったです。
例えば投手はクイック投法が遅いというイメージがあったのですが、実はけん制の時のターンの素早さなどのテクニックは相当にレベルが高いものでした。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補には片岡(西武)ら俊足選手を加え、機動力は日本の武器と思われていますが、そう簡単に塁を盗むことはできないと思っています。
これまで多くの選手がアメリカに行き、活躍するようになってメジャーとの差は縮まったと言われ、私も漠然とそう思っていました。しかし、リーグ戦での1試合ならそうは言えてもメジャーで最高峰の試合を見ると、一概に縮まったとは言えないことがよく分かりました。WBCではそんなレベルにある米国やドミニカ共和国と戦う可能性があるのです。
ただ過剰に怖れる必要はないと思っています。今は情報も少なくありません。実際に日本代表選手が対戦した選手もいることでしょう。私も実際にメジャーで最高の舞台を見たことがWBCのどこかで生きてくるかもしれません。2009年は皆さんに喜んで頂けるような1年にすることを誓って、今年のホームページの締めくくりにしようと思います。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい!来年もまたこちらでお会いしましょう!
diary2008/12/27




