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DIARY

屈辱をバネに

 日本代表はメダルも確保できませんでした。打線は最後まで得点力不足に泣いていました。私はその一因にストライクゾーンの違いに対応できなかったことを挙げたいと思います。
 ゾーンは各国の審判員によってまちまちで、一般的に国際大会では日本に比べると外角に広く内角に狭いと言われますが、一概にそうとは言えませんでした。同じ審判でも一貫性に欠く場面が目につきました。星野監督の「ほかの世界でやっている感じ」という戸惑いもよく分かります。そして、あらためて日本プロ野球の審判の技術が総じて高いことも分かりました。
 普段、そんな審判の判定の下でプレーしている選手は、その正確なゾーンを体に覚え込ませているものです。でも、国際大会ではこの感覚は通用しません。この日の八回に森野が見逃し三振を取られた球はかわいそうでしたが、多少ボールと思っても振りにいかないといけない時はあります。九回、青木が粘りに粘って四球を得た、あのゾーンに対する柔軟さが不可欠だと強く感じました。
 これは一朝一夕に解決できる問題ではありません。一方で打撃練習でわざとベースから離れて外角球を打つなど、できることはあります。このメダルを逃した屈辱を、日本の野球を見つめ直す方向に変えてほしいと願っています。

diary2008/08/23

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