チームメートがマイナスに
北京五輪で野球の日本代表は初戦でキューバと当たりました。結果は皆さんご存じのように、日本は2―4で敗れています。
決勝打は同点の五回無死二、三塁、ダルビッシュ投手を救援した成瀬投手と里崎捕手のロッテバッテリーが許したものでした。
この場面、犠飛の可能性がある外野フライは許されません。理想は三振、もしくは内野ゴロです。里崎捕手はキューバの7番打者に対し、初球から直球で押して、見逃し、空振りと2球であっという間に追い込みました。
成瀬投手の球は切れていました。誰よりも里崎捕手が球が走らずにリードに苦心していた今シーズンの出来とは違うことを感じていたと思います。高めに要求した3球目の直球には、三振を取りたいという狙いも見えました。
これがバックネット方向へのファウルになっています。打者のタイミングは合ってきていました。里崎捕手もそう感じていたと思います。だからこそ、この辺で変化球でアクセントを付けても良かったのです。
ですが、4球目。里崎捕手は3球目と似たような高さ、コースにミットを構え、直球を要求していました。ここまで続けると打者の目は慣れてきます。しかもキューバの打者は速球に強いです。さすがに打ってきましたね。2点適時打を浴び、そのまま逃げ切られる、痛恨の1球になっています。
里崎捕手は危険を察知してまでも直球にこだわっていました。それほどシーズン中に比べ、成瀬投手の球質に手応えがあったのだと推察します。それはその後の成瀬投手の出来を見れば証明されているのですが、この試合に限っては普段の成瀬投手を知っていることが皮肉にもマイナスに働いていたと思います。
diary2008/08/20




